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トライオート ETF 分析

今日は、トライオートETFの構成銘柄を見てみたいと思う。インヴァスト証券のホームページにも概要としての表記はあるが、それぞれもう少し詳細にどんなPortfolioなのかを見ていきたい。

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まず、主力銘柄のテクノロジー株(XLK)である。XLKは、Apple, Microsoftが主力で41.5%を占め、Visa, Nvidiaを入れると50%に到達する。テックだが、Visa, Master Card, Paypalという決済系を多くいれているのが特徴である。株価も順調に右肩あがり。コロナ前をゆうに回復している。Apple, MicrosoftのWeightが非常に大きいので、この2つの株価に左右されるETFである。個別のPerformanceとしては、ENPHが突出し、そのあとにNVDA, AMD, PYPL, AMDが貢献している。

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次にナスダック100 (QQQ)を見てみよう。ナスダックは、XLK同様、Apple, Microsoftを主力としているが、Weightとしては21%にとどまっていること。(XLK 41%) そして、次に来るのがAmazon, Alphabet(Google), Tesla, FBがくる、なので、ナスダック100は、GAFAM+Teslaがメイン銘柄となる。昨年はTeslaが暴騰したおかげもあり、QQQはコロナどこ吹く風の上昇である。高Performanceをたたきだした、Tesla, Moderna(ワクチン)、Peloton, Zoomも含まれており、今年1年のPerformanceを見るとXLKより、約5%ほど高い。Teslaをどうみるかもあるが、個人的にはQQQのほうが、より新しいトレンド銘柄が入っていて好みである。

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次に、今年はテック中心から景気回復をにらみ、金融、資本財、一般消費財をみていきたい。まず、金融(XLF)である。金融系は、バークシャー・ハサウェイ、JP Morgan, Bank of Americaで30%, それにCiti, WFC, Morgan Stanleyを入れて40%強のPortfolioになっている。今年から金融セクターは、禁止されていた自社株買いが解禁されたため、今後の景気回復とともに、決算発表時に自社株買いが発表される可能性が高い。株価はやっとコロナ前に戻ったばかり。ここからの回復期待は大きいと考えている。

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次に資本財(XLI)である。資本財は、ハネウェル、ユニオン、UPS、Boeing、レイセオンキャタピラーで30%程度を占めている。コロナで、航空機産業、インフラ産業は大きな打撃を受けたため、株価の戻りは遅い。なので、コロナがワクチンでおさまってくれば、このXLIはチャンスはありそうだ。PWR, ROLといった高Performance銘柄はおってチェックが必要そうだ。

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最後に一般消費財系(XLY)である。XLYは、意外にもAmazon, Teslaが上位2つにはいっており、Weightもこれ2つで38%をも占めている。その次に、ホームデポ。マクドナルド、ナイキ、スターバックスとかなりおもしろいPortfolioである。株価は、当然右肩上がり。Teslaが圧倒的なPerformance、ETSY、POOLも入っており面白い。一方で、ここはこれからの回復期待銘柄(Starbucksなどの実店舗)も含んでいるので、今年も引き続きかなり面白いかと思う。

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いろいろとETFの中身を除いてきたが、意外だったのが一般消費財系(XLY)である。今年のコロナ後の景気回復、金利上昇局面を考慮しいくと、テック系だけでなく、一般消費財系(XLY)や回復が遅れている金融(XLF)、資本財(XLI)を入れて構築するのがいいかと思う。テック系は、上がり続けるとは思うが、昨年ほどの伸びは期待できないのと、金利上昇局面でどうしても弱くなるので、それを考慮に入れて、今年はバランスのとれたPortfolioでトライオートを運用しく方針である。

 

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